韓国の世論調査機関ギャラップは24日、進歩(革新)系の最大野党・共に民主党の支持率が40%に上昇し、38%だった保守系与党・国民の力を上回ったと発表した。17日に発表された前回調査では、国民の力が約5カ月ぶりに共に民主党を上回ったが、1週間で再逆転した。揺れ動く世論の動向は与野党の「接戦ぶり」を物語っている。
尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が昨年12月3日に「非常戒厳」を出した後、国民の力の支持率は一時、共に民主党の半分の24%に低下したが、その後は回復傾向にあり、差が縮小。前回調査では、国民の力は39%に上昇し、36%だった共に民主党に3ポイント差をつけた。ただ、今回の2ポイント差と同様、いずれも「誤差の範囲内」といえ、与野党の支持率が拮抗(きっこう)する展開が続いている。
裁判所の襲撃事件後に調査
競り合う状態となった理由に…